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中古住宅の費用相場はいくらか
中古住宅を購入してリノベーションする場合、どの程度の築年数の住宅を購入するのがベストなのでしょうか。人気の価格帯と築年数を統計資料を基に説明したいと思います。
中古住宅の築年数と価格との関係
国土交通大臣指定の不動産流通機構である東日本不動産流通機構に掲載されている、首都圏の中古住宅の築年数別の価格をまとめると以下の通りとなります。
マンション
資料: 東日本不動産流通機構 築年数から見た 首都圏の不動産流通市場(2015年)
築20年を超えるあたりで新築から4割弱まで値下がりし、その後はほぼ横ばいになっているのが見て取れます。
一戸建て
資料: 東日本不動産流通機構 築年数から見た 首都圏の不動産流通市場(2015年)
一方一戸建ては、以外なことにマンションに比べると値下がり率は低いです。
築20年を超えると一度ガクンと下がりますが、それでも7割程度で、築30年を超えても6割ほどの価格を維持しています。
マンションだと築20年を超えた時点で4割にまで下げていたのに比べると値下がり率が緩やかです。
よく、戸建てでは築20年もすると上物の価値はほぼゼロと言われますが、このグラフを見る限りそんなことはないですね。上物の値段がゼロあたりになるのに築後30年くらいはかかっていそうです。
人気の築年数は?
同じく東日本不動産流通機構の2015年の中古物件の成約価格のデータを見ると以下の通りとなります。
特定の築年数への偏りは少なく、どの築年数の物件もそれなりに成約されています。
その中でも、マンションと戸建ての違いはあるものの、築30年以上の物件が最も人気があり、物件価格がガクンと下がってくる築20〜30年の物件は以外に人気がないことがわかりました。
よって、価格面で見ると、築30年以上、即ち1500万円〜2200万円の物件が最も人気のある価格帯であるといえそうです。
また、実際問題として、築10年〜15年程度の物件よりも、築35〜30年の物件の方が大規模修繕されていて状態が良かったりすることもあります。
バブル期に建てられたマンションなどは、当時は高金利で 庶民にはなかなか手が出かかった物件でも、今は手の届く価格で低金利で購入することができます。